当会では、PID(原発性免疫不全症候群)の患者のQOL向上支援のため、PIDの正しい知識の普及・啓蒙に努める他、稀少な難病である本病と向き合う患者や家族の孤独と不安についてのサポートに取り組んでおります。
　活動内容としては、医療講演会・相談会・交流会やメール相談受付の実施の他、患者の抱える諸問題の解決に向け厚生労働省をはじめとする関係機関への働きかけ等、多岐にわたる事業を行っています。
　早期診断、早期治療、そして、生活上の様々なリスクの軽減、質の向上、それらの実現には問題が山積しておりますが、特定疾患認定や、グロブリン製剤の保険適用量拡大等、一歩ずつ成果を上げて参りました。
　現在は、重要課題として身体障害者手帳の取得を掲げ、各機関への働きかけを積極的に行っております。
　稀少難病患者が、適切な治療を受けながら尊厳を持って安心して暮らしていける、そのことがまた、国民の皆様のより良い暮らしに繋がると信じ、今後も全力を尽くしてまいります。
　どうか、この会の趣意をご賢察頂きましてご支援くださいますよう、心よりお願い致します。